[メイン] 椅子取ったシャン : x5 3d6 #1 (3D6) > 4[2,1,1] > 4 #2 (3D6) > 12[6,1,5] > 12 #3 (3D6) > 14[4,6,4] > 14 #4 (3D6) > 10[1,3,6] > 10 #5 (3D6) > 12[1,6,5] > 12

[メイン] GM : 準備はいいか教えろ

[メイン] メリー : 教える

[メイン] GM : じゃあ出航だァ~~!!!!

[メイン] メリー : 出航だァ~~~!!

[メイン] GM :  

[メイン] GM : 探索者が目覚めると、そこは真っ白な部屋だった。

[メイン] GM : シミひとつないその部屋は三方に扉があり、正方形の形をしている。

[メイン] GM : 探索者は普段着ている服以外何も身につけていない状態で、
天井から垂れている白いロープがぐるぐると体に緩く巻きついていることに気がつくだろう。

[メイン] メリー : なるほど。

[メイン] メリー : 出掛けが冷静だったのは、状況が一目で呑み込めない程度には異常だったからだろう。

[メイン] メリー : 夢である、ということについてはすぐに合点がいった。また夢なのだ。

[メイン] メリー : 奇妙な夢については、これまでもたびたび見ることがあった。
とは言えこれまでに見てきたものはトラディショナルというか、(私にとっては)異国情緒豊かな日本の原風景的な物が主であって――

[メイン] メリー : 少なくともこのように殺風景な部屋は見たことが無かったのは事実だった。

[メイン] メリー : でも、殺風景なのだから。きっとホラー小説でも見た時に覚えてきたのね……

[メイン] メリー :

[メイン] GM : 探索者は、アイデアを振ることが出来ます。

[メイン] メリー : 超振る

[メイン] メリー : ccb<=60 (1D100<=60) > 28 > 成功

[メイン] GM : 探索者は自分の名前以外の個人情報を何も思い出せないことを気がつく。

[メイン] GM : そしてここがとても温かく安心するような場所のように感じる。

[メイン] メリー : 夢って大体そういうものよね。

[メイン] メリー : 明晰夢……とは違うのかしら。私は”私”が何者か知らないみたいだし。

[メイン] メリー : とは言え、やることは決まっている。

[メイン] メリー : 『夢と現に違いはない』

[メイン] メリー : いつのこと、どこのこととも分からないけれど私は。この言葉を使ったはずだ。

[メイン] メリー : だったら。

[メイン] メリー : 「記憶、取り戻さなきゃね」

[メイン] メリー : 現実ならきっとどうする。それが当たり前のこととして。

[メイン] メリー : というわけでもがくぞオ~!

[メイン] GM : わかった

[メイン] GM : 判定してもRPで外してもいいよ

[メイン] メリー : わかったわ

[メイン] メリー : 緩い結び目でよかった。きっと私は寝相がいいのでしょう。

[メイン] メリー : せかせかと体からロープを外していく。

[メイン] GM : ロープはそのまま地面に無造作に置かれた。

[メイン] メリー : 「ようやく窮屈じゃなくなったわ~」

[メイン] メリー : 「さて、それじゃあここからが……」

[メイン] メリー : (……)

[メイン] メリー : 「”冒険”の開始としましょう!」

[メイン] GM : その声に、何かが反応したようだ。

[メイン] GM : 「う~ん…」

[メイン] メリー : 「ん!」

[メイン] メリー : (独り言言っちゃったわ)

[メイン] GM : 探索者の後ろから声が聞こえる。

[メイン] メリー : 振り向く

[メイン] GM : そこにいたのは黒いローブのような服を着た1人の少女。

[メイン] ??? : 「ようやく起きたのかい?なかなか君が目覚めないから、僕もうっかり昼寝をしてしまった」

[メイン] ??? : あくびをする少女は親しげに探索者に話しかける。

[メイン] メリー : 「えーと……それならおはようでいいの?」

[メイン] メリー : 「おはよう」

[メイン] ??? : 「おはよう、かな」

[メイン] メリー : (本当はまだ眠っていそうなのだけど)

[メイン] ??? : 寝ぼけ眼をこすりながら少女は答える。

[メイン] メリー : 「あなたは……誰?」

[メイン] メリー : 「知人ならごめんなさいね」

[メイン] ??? : 「誰?…そうだな、僕はクロだよ」

[メイン] クロ : 「んー、たぶん面識はないはずだ」

[メイン] メリー : 「なら、よかったわ!」

[メイン] クロ : 「よかった?」

[メイン] メリー : 「だって、知りあいの顔を忘れてたらゾッとしないでしょう?」

[メイン] クロ : 「記憶でもなくしたのかい?」

[メイン] メリー : 「ん、んん。そうね」

[メイン] メリー : 「私は私の名前以外、私が何者か分からなくて……」

[メイン] クロ : 「記憶なんて不確かなもの。例え無くなったって、新しく作ってけばいいさ」

[メイン] メリー : 「そうかしら……?」

[メイン] メリー : ピンと来ない。

[メイン] クロ : 「まあこんなところにいたら作れるものも作れないかもしれないけど…」

[メイン] メリー : 「別に、あなたがいれば幾らでも作れそうなのはさておき」

[メイン] メリー : 「私が私の記憶を置き去りにしたら私じゃなくなっちゃうじゃない!」

[メイン] クロ : 「そうかな?…それでいいならいいけど」

[メイン] メリー : 「自分のラストネームだって分からないのに……」

[メイン] メリー : 「遅れたわね。私はきっとメリー! それ以外は分からないただのメリーよ」

[メイン] クロ : 「メリー、か」

[メイン] クロ : 「いい名前だと思う」

[メイン] メリー : 「ありがとね」

[メイン] メリー : ちょっと力なく笑って。

[メイン] メリー : 「その名前の意味も分からないけど……」

[メイン] クロ : 「そういうことを知りたいって君は思うのかな?」

[メイン] メリー : 「もちろん」

[メイン] メリー : 「それが私ってことだと思うの!」

[メイン] クロ : 「そうか…」

[メイン] クロ : 「だとしたら君は、ここにいるべきじゃないのかもね」

[メイン] クロ : 飄々と笑う。

[メイン] メリー : 「そうね、夢は醒めるべきだもの」

[メイン] クロ : 「もしここから出たいと思うのなら…」

[メイン] クロ : 「椅子に座らなくちゃいけない」

[メイン] メリー : 「椅子。」

[メイン] メリー : 「……椅子?」

[メイン] クロ : 「椅子」

[メイン] メリー : 部屋を見回す。

[メイン] メリー : 椅子くらい無いのー?

[メイン] クロ : 「どうやらここにはないみたいだ」

[メイン] メリー : 「そんなあ」

[メイン] メリー : 「探す必要があるってことね」

[メイン] クロ : 「そうだね、探してみるといい」

[メイン] クロ : 「退屈なら話し相手にでもなってあげるさ」

[メイン] メリー : わかったわ、と服のほこりを払う

[メイン] メリー : 手伝ってはくれないのね。とかなんとか思いながら……

[メイン] メリー : 「一つ聞きそびれたわ、クロ!」

[メイン] クロ : 「なんだい?」

[メイン] メリー : 「私はここにいるべきじゃないって言うけど、あなたはどうしてここにいるの?」

[メイン] クロ : 「んー」

[メイン] クロ : 「直感、かな」

[メイン] クロ : 「ここにいたほうがいいって、思った」

[メイン] メリー : 「なるほど……?」

[メイン] メリー : どうしているかも分からないよりはよほどよさそうね。

[メイン] メリー : 「わかったわ、ありがとう」

[メイン] メリー : 「じゃあ……またね?」

[メイン] メリー : 軽く笑いかけ、部屋を歩き出す。

[メイン] クロ : クロはあなたに付いていくような素振りをする。

[メイン] メリー : 「……」

[メイン] メリー : 「来るの?」

[メイン] クロ : 「僕がいちゃだめかい?」

[メイン] メリー : 「一人よりは心強いけども」

[メイン] メリー : 「ええ、嬉しいわ。ありがとね」

[メイン] クロ : にっこりと笑い返す。

[メイン] メリー : 何となく調子が狂うなあ。

[メイン] メリー : ……?

[メイン] メリー : まあいいか。

[メイン] メリー : 机に向かうぞ~!

[メイン] GM : わかった

[メイン] GM : あとクロに目星も出来ます

[メイン] メリー : わかったわ

[メイン] メリー : でも机から見る(言ってしまったもの)

[メイン] GM : わかった

[メイン] GM : 探索者が机を確認すると、机の上に置かれたメモに気が付く。

[メイン] メリー : 何か置いてある。

[メイン] メリー : ピラっと手に取って裏表確認

[メイン] GM : 「楽しいゲームをはじめよう。2人きりのイス取りゲーム。
イスに座れるのは1人だけ。外に出れるのは1人だけ。」

[メイン] GM : 裏側には盤面右のようなものが書かれていました。

[メイン] メリー :

[メイン] メリー : 2人きり、か。

[メイン] メリー : クロに視線を送る。

[メイン] クロ : きらきらとした目であなたのことを見つめる。

[メイン] メリー : 「……」

[メイン] メリー : ちょっと目を合わせづらいじゃないの……

[メイン] メリー : そのままクロを観察して目星を振りたい

[メイン] GM : いいよ

[メイン] メリー : ccb<=95 うわあり! (1D100<=95) > 42 > 成功

[メイン] GM : クロの首のまわりをぐるっと一周する1㎝幅位のうすい跡に気が付く。

[メイン] GM : まるで細い紐か何かを長い間、首に巻かれたかのような跡に見える。

[メイン] メリー : 首輪かしら。

[メイン] メリー : いや痣じゃないの。

[メイン] メリー : 「えっ、ええ……それ痛くないの?大丈夫……?」
首元を見つめつつ

[メイン] クロ : 「ああこれ?気にしなくていいさ。」

[メイン] メリー : 「気にしなくていって言っても。」

[メイン] クロ : 「そういや君には付いていないんだね」

[メイン] クロ : 「よかった」

[メイン] メリー : 「私……?」
思わず首に手を当てる。

[メイン] メリー : ぺたぺた

[メイン] GM : 特に違いは感じられません

[メイン] メリー : 「本当ね……」

[メイン] メリー : 「どうしてあなたには付いているの?」

[メイン] GM :

[メイン] クロ : 「うーん、なんでだろう」

[メイン] クロ : 「でも付いてたほうがいいみたいだ」

[メイン] クロ : 「結構、楽だよ?」

[メイン] メリー : 「ええ……?」

[メイン] メリー : 「ううん、私は遠慮しておくわ……」

[メイン] クロ : 「そうか、確かに君には似合わないかもしれないな」

[メイン] メリー : 「あなたにも似合ってないと思うし……」

[メイン] メリー : 「だって綺麗な肌が台無しじゃない?」

[メイン] クロ : 「そうかな…?」

[メイン] クロ : 首を動かす。

[メイン] メリー : 「うん」

[メイン] クロ : 「こういうのが綺麗なんだ」

[メイン] メリー : 「そういうものだと思うわ」

[メイン] クロ : 「そういうものなのか…」

[メイン] クロ : 考え込むような姿勢を取る。

[メイン] メリー : 考えるほどのことでしょうか。

[メイン] メリー : この子も普通とは違うのでしょう。

[メイン] メリー : ……”も”?

[メイン] メリー : とはいえクロがそんなことをしているうちに自分をチェックしましょう

[メイン] GM : 普段と同じような服装。逆に言えば、それ以外に身に着けているものはない。

[メイン] メリー : 異常なーし!

[メイン] メリー : 「私は異常無しかあ」

[メイン] クロ : 「僕も異常はないけどね」

[メイン] メリー : 「そうかもね」

[メイン] メリー : 「さて、そろそろ行動しましょう」

[メイン] メリー : 「ずっとこの部屋にいても仕方ないもの!」

[メイン] クロ : 「そうだな、それにこの部屋はちょっと音が気になるなあ」

[メイン] メリー : 「音?」

[メイン] クロ : 「なんか…ごうごうっていう感じの」

[メイン] メリー : 「んー?」

[メイン] メリー : 聞こえるの?

[メイン] GM : 探索者が耳をすますと、微かに激しく風が流れるような音が聞こえる。

[メイン] メリー : 「本当だわ」

[メイン] メリー : 「なら、なおさら早く出た方がよさそうね……」

[メイン] クロ : 「そうみたいだね」

[メイン] メリー : 最後に部屋全体に目星したりしたらなにかある?

[メイン] GM : ではどうぞ

[メイン] メリー : ccb<=95 目星・皇 (1D100<=95) > 51 > 成功

[メイン] GM : よくよく部屋を見渡すと、あなたはさっきまで身体に巻き付いていた白いロープに違和感を覚える。

[メイン] メリー :

[メイン] GM : そのロープには、中に太い血管のようなものが通っていた。

[メイン] GM : SANチェック
0/1d2

[メイン] メリー : ccb<=50 (1D100<=50) > 39 > 成功

[メイン] メリー : SAN=50

[メイン] GM :

[メイン] メリー : 🌈

[メイン] GM : 🌈

[メイン] メリー : (き、気持ち悪い!)

[メイン] メリー : (血管……血管??)

[メイン] メリー : (悪夢になりそうねこれは)

[メイン] メリー : それじゃあ本の部屋行ってみましょうか

[メイン] GM : わかった

[メイン] GM : じめっとしていてカビ臭い石の壁と石の床の部屋にあなたたちは入った。

[メイン] メリー :


[メイン] メリー : 「嫌いな空気じゃないわ」

[メイン] クロ : 「僕は湿気は嫌いだ」

[メイン] メリー : 毛がね。

[メイン] メリー : 口には出さないけどね。

[メイン] メリー : じゃあ机から見ていってみましょう

[メイン] GM : 木製のみすぼらしい机。手をつくとガタガタと揺れて、不安定。

[メイン] GM : あなたは机の上に置かれた日記帳に気がつく。

[メイン] メリー : 今度は読むのに骨が折れそうね……

[メイン] メリー : 読みましょう

[メイン] GM : 若い女性によるものと思われる筆跡で書かれた日記。
とりとめもない日常生活が綴られている。

[メイン] GM : 最後のページで、一部インクが滲んでいる。

[メイン] GM : ○月△日
なんとなく予感がして、妊娠検査薬を使ってみたら見事陽性!
高温期に入ってから14日目だったから、ちょっと早いかなと思ったのだけど、予感って当たるものだなぁ。
舞いあがって旦那に電話をしたら、帰りに早速、姓名判断を買ってきて笑ってしまった。
赤ちゃんと自分の健康管理の為にもコツコツ日記をつけていこうと思う。
あの子もお祝いしてくれているようで、今朝は枕元にカマドウマの死骸があった。こういうお祝いはやめて欲しいんだけど・・・。

[メイン] GM : ○月□日
妊娠してからあの子がやけにお土産を持ちかえるようになった。
今日なんか生きたスズメの差し入れ。可哀想だからあの子が見てないところで、こっそり離してあげた。
早くもお姉さん気分なのかな。

[メイン] GM : □月○日
今日は実家の母が帰ってきて、私が産まれた時のへその緒を見せてくれた。
茶色くてしわしわで鰻の肝みたいだったけど、私が産まれたばっかの時は白かったらしい。信じられないなぁ。

[メイン] GM : □月□日
つわりが重い事を旦那にこぼしたら、お義母さんが家に通ってきてくれるようになった。
お義母さんは親切だけど、家の中によその人がいると緊張してしまう。
なにより動物が苦手な人だから、あの子との相性が心配だ。

[メイン] GM : △月○日
あの子がいなくなった。
私が買い物行った隙に、家から忽然と姿を消してしまった。
お留守番をしてくれていたお義母さんに聞いても心当たりはないと言う。
よくお義母さんはトキソプラズマのことを心配していたけど、もしかして・・・。
こんな時に人を疑ってしまう自分が情けない。
張り紙を作って、動物病院や近所の人の家の前に張らせて貰ってきた。
はやく、帰って来て  。

[メイン] メリー : 妊婦さんの日記らしいわね。

[メイン] メリー : ペットは……猫でしょうか。行動から察するに。

[メイン] メリー : 最後にはいなくなったらしいけど……

[メイン] メリー : …………あと。

[メイン] メリー : もしかしてさっきのロープって……あれ、ひょっとして……

[メイン] メリー : 「うげえ……」

[メイン] クロ : 「大丈夫?」

[メイン] メリー : 「大丈夫……うん」

[メイン] メリー : 「……」

[メイン] メリー : 「あなたって猫みたいね、なんだか」
少しはにかみながら。

[メイン] クロ : にこにこしている。

[メイン] メリー : 日記帳を机に戻して、続いて本棚へ。

[メイン] メリー : 本棚見ます

[メイン] GM : 小説や雑誌、ペットの飼い方の本等、色んなジャンルの本がバラバラに置かれている。

[メイン] GM : 本棚を探すと、異様な雰囲気を出している【茶色の革張りの本】が目に入る。

[メイン] メリー : 邪悪なオーラ…!

[メイン] メリー : タイトルは?

[メイン] GM : なし

[メイン] メリー : 手に取ってみましょう

[メイン] GM : 見たことのない言語で書かれているが、あなたはページをめくっただけでその内容を理解してしまう。

[メイン] GM : SANチェック
1/1d5

[メイン] メリー : ccb<=50 (1D100<=50) > 71 > 失敗

[メイン] メリー : 1d5 (1D5) > 3

[メイン] system : [ メリー ] SAN : 50 → 47

[メイン] GM : 『イスの偉大なる種族
この種族は今から約四億年前頃~約五千万年前頃まで、栄えたが飛行するポリプによって滅ぼされた。
彼らは歴史に非常な関心を持っている。ほかの次代を研究するために、研究したい時代の生き物と精神を交換することによって実際にその時代にやってくる』

[メイン] GM : このような情報が頭の中に流れ込んできます。

[メイン] メリー : イス。

[メイン] メリー : ……椅子?

[メイン] メリー :

[メイン] メリー : ……

[メイン] メリー : 群れを成す椅子たち。足をガタガタ揺らして草原を駆ける。

[メイン] メリー : 椅子が積み重なった建造物、大きめの椅子が椅子を乗せて公道を走り……

[メイン] メリー : いや違うわ。多分こういうのじゃない……

[メイン] メリー : そっと本棚に戻しておいた。

[メイン] メリー : 本棚にはまだ何かある?

[メイン] GM : 何かしたいなら判定どうぞ

[メイン] メリー : じゃあめぼしい本が無いか図書館を

[メイン] GM : わかった

[メイン] メリー : ccb<=95 図書館 (1D100<=95) > 94 > 成功

[メイン] GM :


[メイン] メリー : 95振りは安心感が違う

[メイン] GM : あなたは姓名判断の本を見つけることができる。

[メイン] メリー :


[メイン] GM : 本を開くと、あなたのフルネームが書かれた紙がはらりとでてくる。
名前の横には何かを計算したであろう数字が書きこまれている。

[メイン] メリー : 紙を拾い上げる。

[メイン] メリー : 「……?」

[メイン] メリー : 「えっ」

[メイン] メリー : 「……ああー」

[メイン] メリー : 「そうだったじゃないの」

[メイン] メリー : 「……どうしてこっちの方で覚えてたんでしょう?」

[メイン] メリー : 紙をポケットへしまう。

[メイン] クロ : 「どうしたんだい?」

[メイン] メリー : 「なんでも」

[メイン] クロ : 「そうか」

[メイン] メリー : だって私はメリー、間違っていやしないわ。

[メイン] メリー : 名前の紙の数字って言うのは単に姓名診断に使っただけ?

[メイン] GM : 画数計算してたっぽいですね

[メイン] メリー : なるほどね。

[メイン] メリー : 机や部屋全体に目星すると何かあったり?

[メイン] GM : ではどうぞ

[メイン] メリー : ccb<=95 目星・皇 (1D100<=95) > 40 > 成功

[メイン] GM : 机の上で開かれた日記帳の、滲んだ部分が読み取れる。

[メイン] GM : それは一度「クロ」と書かれ、涙で滲んだようだ。

[メイン] メリー : なるほど。

[メイン] メリー : この夢はどうにも登場人物が少ないらしい。

[メイン] メリー : 私の想像力が乏しいとでも言うのでしょうか。

[メイン] メリー : ……いいけどね。だって、そう言うのは……

[メイン] メリー : ……

[メイン] メリー : ……?

[メイン] メリー : 次は契約の部屋に行ってみましょう

[メイン] GM : わかった

[メイン] GM : 絨毯ばりの豪奢な部屋にあなたたちは足を踏み入れる。

[メイン] GM : しかし、どうやらクロの様子がおかしい。

[メイン] GM : そわそわとして、落ち着かない素振りを見せる。

[メイン] メリー : 「? どうしたの」
踏み心地の良い床を足で楽しみつつ

[メイン] クロ : 「いや…ね?ここから出たいなら、早く椅子を探さなきゃいけないんだよ」

[メイン] クロ : 「この部屋には椅子がないし、寄る意味がないとは思わないかい?」

[メイン] メリー : 「椅子が無くても椅子の在処が見つかるかもしれないじゃない」

[メイン] クロ : 「そ、そうかな…」

[メイン] メリー : 「何か嫌なことでもあるの?」

[メイン] クロ : 「いや別にそういうことじゃないけどさ…早くしたほうがいいんじゃないかなと思って…」

[メイン] メリー : 「私は」
少し距離を詰めて

[メイン] メリー : 「あなたの嫌がることはしたくないの」
目を見ながら、クロに向かって。

[メイン] クロ : 少しだけ目を逸らす。

[メイン] メリー : 「だから。」
一呼吸置いて。

[メイン] メリー : 「あなたがちゃんと、何を思っているのか言ってくれないと私もどうすればいいのか分からなくなってしまうわ」

[メイン] クロ : 「な、何を思ってるかって?」
びくびくしながら

[メイン] メリー : 「教えてほしいの」
更にずいと距離を詰めて。

[メイン] メリー : 「理由は、もう聞かないわ」

[メイン] メリー : 「あなたの気持ちだけでいいの、どうかしら」

[メイン] クロ : 「…僕は、君が早く椅子に座ってくれることを願っているよ」

[メイン] クロ : 「だからあんまりリスクのある行動は取ってほしくないんだけど、君が行動するならそれでいいよ」

[メイン] クロ : 「でも本当に危ないことしたら、止めるから」

[メイン] メリー : 「うん、ありがとう!」

[メイン] メリー : 身を引いて、花開くような笑み。

[メイン] クロ : クロはシュンとした様子になる。

[メイン] メリー : 「じゃあ、もう出ましょうか」

[メイン] クロ : 「いいのかい?君にも事情があって来たんだろう?」

[メイン] メリー : 「いいの」

[メイン] クロ : 「そうか…」

[メイン] メリー : クロの腕をとって部屋を出ようとする。

[メイン] クロ : 一瞬怯えたようにびくっとするが、そのままついていく。

[メイン] メリー : クロの部屋行きましょうか~~~

[メイン] GM : わかった

[メイン] GM : 奥に扉が一つある、埃一つ落ちていない真っ黒な壁の部屋にあなたたちは入る。

[メイン] GM : 鳥かごの中に一匹の黒い猫が入れられている。

[メイン] クロ : その猫の姿を見て、クロは顔をしかめた。

[メイン] メリー : 「どうしたの……?」

[メイン] クロ : 「ああ…随分間抜けな奴だと思ってね…」

[メイン] メリー : 「そうかしら」

[メイン] クロ : 「鳥かごに閉じ込められる猫なんて、お笑いじゃないか」

[メイン] メリー : 「かわいいでしょ」

[メイン] クロ : 「そうかな…?」

[メイン] メリー : 「まあ、微笑ましくはあるかも…ね」

[メイン] メリー : 部屋全体に目星ってできるの?

[メイン] GM : どうぞ

[メイン] メリー : ccb<=95 目星 (1D100<=95) > 2 > 決定的成功/スペシャル

[メイン] メリー : 宴だ~~~

[メイン] GM : !!

[メイン] GM : どうやらこの部屋には鳥かご以外何も見当たらないことが分かる。

[メイン] メリー : ウッ…!ウッ…!ウァッ…!

[メイン] メリー : 鳥かご行きますかァ……

[メイン] GM : 探索者が鳥かごに近づくと、黒い猫が必死ににゃーにゃーと探索者に何かを訴えかけるように鳴く。

[メイン] GM : この鳥かごは床に溶接でもされているのか、この場所から移動させることができない。

[メイン] GM : また、鍵がかかっているが、どうやらそれが壊れているように見える。

[メイン] メリー : へ~!

[メイン] メリー : 「出してほしいの?」
しゃがみ込んで猫と目線を合わせる。

[メイン] 黒猫 : 猫はきゅーきゅー言いながら目で訴えかける。

[メイン] メリー : 「ん~」

[メイン] メリー : かわいい!

[メイン] 黒猫 : にゃ~

[メイン] メリー : 檻越しに猫の頭を指を撫でる。

[メイン] メリー : 「この子、ちょっとあなたと似てない?」
振り向いてクロに尋ねる。

[メイン] クロ : 「そんな奴と似てるとは思わないな」

[メイン] メリー : 「そうかなあ」

[メイン] メリー : 訴えかけてくる目とか。ちょっと。

[メイン] メリー : 「まあ、あなたもきっとここから出てしまいたいのでしょう」

[メイン] メリー : 「私も一緒」

[メイン] 黒猫 : にゃ~!

[メイン] メリー : と言いつつ鳥かごの扉を…開ける?

[メイン] 黒猫 : 猫はにーにー言いながらかごから出てくる。

[メイン] メリー : 抱きかかえるぞ~~~!

[メイン] 黒猫 : そのまま大人しく抱きかかえられる。

[メイン] クロ : クロはイヤそうな顔をしている。

[メイン] メリー : 「どうしたの?」
ちょっとやれやれ気味に聞く

[メイン] クロ : 「いや?わざわざかごから出すほどじゃないだろうと思ってさ。まあ止めはしないよ。」

[メイン] メリー : 「あなたって……」

[メイン] メリー : 「結構酷いのね」

[メイン] クロ : 「そうかな?」
キョトンとした顔で見つめる。

[メイン] メリー : 「こんなにかわいい猫ちゃんを」

[メイン] メリー : 「放っておくなんて……ねー」
黒猫を抱え上げて見つめ合いながら

[メイン] 黒猫 : にー!

[メイン] クロ : ムスッとした顔になるが、反論はしない。

[メイン] メリー : 「それとももしかして嫉妬?」

[メイン] クロ : 「…さあね」

[メイン] メリー : 「ふ~ん」

[メイン] メリー : ふいと檻の方に目を向ける

[メイン] メリー : 檻に目星できるの?

[メイン] GM : 檻はもう出来ない

[メイン] メリー : ふぇ~

[メイン] メリー : じゃあ猫ちゃんには?

[メイン] GM : どうぞ

[メイン] メリー : ccb<=95 よし来た (1D100<=95) > 43 > 成功

[メイン] GM : 猫の首の周りに首輪の跡があることに気がつく。

[メイン] メリー : 「どこかの飼い猫なのかしらね~」

[メイン] メリー : 毛皮を



[メイン] 黒猫 : 嫌がるような態勢になる。

[メイン] メリー : ウッ…!ウッ…!ウァッ…!

[メイン] メリー : 肩を落とす。

[メイン] クロ : 「…嫌われてるみたい」

[メイン] メリー : 「そうなの?」

[メイン] クロ : 「そういう奴なんじゃない?きっと」

[メイン] メリー : 「そういう子なのね」

[メイン] メリー : 少しため息をこぼして。

[メイン] メリー : 「……最後の部屋、行きましょうか」

[メイン] クロ : 部屋の中心に木製の椅子がおいてあり、何故かとても懐かしい雰囲気を感じる。

[メイン] メリー : 「椅子、あったわね」

[メイン] クロ : 「ああ。早く座るといい。…っと、何か置いてあるようだね」

[メイン] メリー : 「あら、そう」

[メイン] メリー : 読むぞ読むぞ

[メイン] クロ : 椅子の上には写真がおいてある。

[メイン] メリー : 見るぞ~!

[メイン] クロ : 赤い首輪をつけた黒猫を膝に乗せて椅子に座る、優しげに微笑む女性の写真。
写真の白枠には「1人と1匹で」と女性が書いたと思われる字で書かれている。

[メイン] メリー : 裏は?

[メイン] GM : 写真なので特になし

[メイン] メリー : わかったわ

[メイン] メリー : 「この子の飼い主さん、かしら」
黒猫をもふる。

[メイン] GM : 目星どうぞ

[メイン] メリー : ccb<=95 目星 (1D100<=95) > 68 > 成功

[メイン] GM : 女性の膝の上に乗せられた猫と、黒猫の瞳の色が同じことに気がつく。

[メイン] メリー : 「それっぽいわね~」
自問自答。もふもふ。

[メイン] クロ : 「……」

[メイン] クロ : 「ここまできたらもう簡単だ。さっさとそのイスに座り、君はこの悪い夢から覚めなくちゃいけない」

[メイン] メリー : 「あなたはずっと。そう言っているわね」

[メイン] クロ : 「そうだね。ようやくこの時が来て嬉しいよ」

[メイン] メリー : 「……嬉しいの?」

[メイン] クロ : 「ああ。君がこの部屋から出られることがね」

[メイン] メリー : 「わかったわ」

[メイン] メリー : 「私ね、一つ思い出したことがあるの」

[メイン] メリー : 「聞いてくれる?」

[メイン] クロ : 「なんだい?」

[メイン] メリー : 「私って……」

[メイン] メリー : こんなところに突然いても。記憶をなくしても。

[メイン] メリー : 私は足を止めたりしないし。いつだって真実を探そうとしていて。

[メイン] メリー : じゃあ私という人物は、きっと。

[メイン] メリー : 「細かいところが気になるみたいでね、ずっと」

[メイン] クロ : 「へえ?」

[メイン] クロ : 片方の眉毛を上げる。

[メイン] メリー : 「チェーホフの銃という言葉を知っている?」

[メイン] クロ : 「聞いたことないな」

[メイン] メリー : 「『もし、第1幕から壁に拳銃をかけておくのなら、第2幕にはそれが発砲されるべきである』」

[メイン] メリー : 「『そうでないなら、その銃はそこにあるべきではない』」

[メイン] クロ : 黙って話を聞く。

[メイン] メリー : 「ここには1つ異質なものがあったよね」

[メイン] クロ : 「異質なもの?」

[メイン] メリー : 「夢だから何でもありって言われたらそうだけど」

[メイン] メリー : 「でも、この夢にはストーリーラインがあった」

[メイン] メリー : 「ずっと一つの線に沿っていたのに」

[メイン] メリー : 「本の部屋にあったよね」

[メイン] メリー : 「イスの偉大なる種族……?」

[メイン] メリー : 「これってなに?」

[メイン] クロ : 「なんだろうね」

[メイン] クロ : 「少なくとも、今まで聞いたことがないものだ」

[メイン] メリー : 「そうよね」

[メイン] メリー : 「そして」
一息。

[メイン] メリー : 「この場所の地図」

[メイン] メリー : 「一番下、この部屋の名前」

[メイン] クロ : 「うん」

[メイン] メリー : 「『イスの部屋』」

[メイン] メリー : 「漢字の椅子じゃなくてね」

[メイン] クロ : 「なるほど?」

[メイン] メリー : 「ただの表記揺れだって、そう思う?」

[メイン] クロ : 「どうだろうな…僕には判別がつかない」

[メイン] メリー : 「本当?」

[メイン] クロ : 「でも、君が思うんならそうなんじゃないかな」

[メイン] メリー : 「クロ、私はあなたに聞いているのよ」

[メイン] クロ : 「僕の望みは簡単だ。君にこの椅子に座ってほしいだけ」

[メイン] クロ : 「そのために…余計なことはいらないかなと思っている」

[メイン] メリー : 「私はそうは思わない」

[メイン] クロ : 「そうか」

[メイン] メリー : 「ねえクロ、私はね」

[メイン] メリー : 「ここに一人でいて、横にあなたがいてね、嬉しかった」

[メイン] メリー : 「だから私は絶対に、あなたとの関係を、そんな淡泊なもので完結させたくはないの」

[メイン] クロ : 「1つ…言えることがある」

[メイン] クロ : 「この先君がどう動こうとも」

[メイン] クロ : 「この先君にどんな未来が待ち受けようとも」

[メイン] クロ : 「僕は君の味方だ。君を守り続けたい」

[メイン] クロ : 「例え僕の意に沿わないことであったとしても…だ」

[メイン] クロ : 「君がこれから君らしく生きていくには」

[メイン] クロ : 「君自身が判断をしなければいけない」

[メイン] メリー : 「大丈夫」

[メイン] メリー : 「あなたの気持ちを聞きたかっただけだもの」

[メイン] クロ : 「きっと君はこれからも良い人生を歩めるはずさ」

[メイン] クロ : 「気持ち?そうだね…」

[メイン] クロ : 黒猫のほうをちらりと見て。

[メイン] クロ : 「少し…気に食わないだけかな」

[メイン] メリー : 「気に食わないって……ねえ」

[メイン] メリー : 「かわいいのに……」

[メイン] メリー : へにゃっと笑う。

[メイン] クロ : それを聞くと、すこしはにかむ。

[メイン] クロ : 「君がそう思っているならなおさら気に食わないかな…」

[メイン] メリー : 「さて」

[メイン] メリー : かつんと靴で床を叩く。

[メイン] メリー : 黒猫を抱いて、椅子の前まで歩いて、体を捻る。

[メイン] メリー : 椅子に背を向け、踵を揃え。

[メイン] メリー : 「一つだけ嘘を教えていたわ」

[メイン] クロ : 「なんだい?」

[メイン] メリー : 「私の名前」

[メイン] メリー : 「メリーっていうのはね、愛称なの」

[メイン] クロ : 「……」

[メイン] メリー : ccb<=50 アイデア (1D100<=50) > 89 > 失敗

[メイン] メリー : ccb<=50 アイデア (1D100<=50) > 11 > 成功

[メイン] メリー : 思い出した。

[メイン] メリー : 「私の友だちが勝手に呼んで。まあその人、私の本名覚えているかも分からなくて」

[メイン] メリー : 「想像力豊かで、いつも私を振り回して、まるで好奇心旺盛な猫みたいで」

[メイン] メリー : 「……私の名前はね」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「マエリベリー・ハーン!」

[メイン] クロ : 「マエリベリー・ハーンか…」

[メイン] クロ : 目を閉じて。

[メイン] クロ : また開ける。

[メイン] クロ : 「メリーも、マエリベリー・ハーンも、どっちも良い名前だよ」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「ふふ、ありがとね」

[メイン] マエリベリー・ハーン : ccb<=50 アイデア (1D100<=50) > 69 > 失敗

[メイン] クロ : クロの姿に、優しさのようなものを感じた。

[メイン] マエリベリー・ハーン : そんなのもう知ってるわ

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「マエリベリー・ハーンの選択を見せてあげるわ」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「1人だけ勝てる椅子取りゲームなんてねえ」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「つまらないもの」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「二人いて、1つの椅子しかなかったら」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「同じ椅子に座ればいいだけでしょう?」

[メイン] クロ : 「…椅子に座れるのは1人だけだ」

[メイン] クロ : 「そう、1人だけ」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「大丈夫」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「だって、あなた、猫みたいだもの」

[メイン] クロ : 「…」

[メイン] クロ : 「本当に猫だったら、一緒になることも出来たかもしれないな」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「仮定に意味なんて無いわ」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「だって私もあなたも仮定には存在しないもの」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「今のあなたと私は話しているの!」

[メイン] クロ : 「今の僕?」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「そう!」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「”ああだったら?” ”こうだったら?” そんな話はしてない!」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「だって実際に、今ここに私たちがいるんだもの!」

[メイン] クロ : 「でも…ここから出れるのは1人だけだ」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「だから……言ってるでしょう?」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「あなた猫みたいってね!」

[メイン] クロ : 「君の決意は分かったよ…」

[メイン] クロ : 「だが、問題がある」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「なに?」

[メイン] クロ : 「今この部屋から出るためには1人分の用意しか為されていない」

[メイン] クロ : 「無理やり2人出ようとするならば…それはこの部屋自身が危険にさらされることとなる」

[メイン] クロ : 「そうなった場合僕はこの先の君を保証することが出来ないんだ」

[メイン] クロ : 「無力なばかりに、ね」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「それは嘘よ」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「だってあなたが言ったんじゃない」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「きっと君はこれからも良い人生を歩めるはずさってね」

[メイン] クロ : 「それは1人で出た場合の話さ」

[メイン] クロ : 「君の話は、僕の勝ちの目が通用しなくなるんだ」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「そんなの聞いてない」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「私はあなたが言ったことを信じた、信じてる。今もね、ずっとよ」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「さあ、あなたの答えを教えてちょうだい!」

[メイン] クロ : 「…そこまで言うのか、君は」

[メイン] クロ : 「ならば1つだけ質問したい」

[メイン] クロ : 「そこの黒猫はどうする?」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「――――――――」

[メイン] マエリベリー・ハーン : この間、コンマ数秒!(実際にはちょうど30分)

[メイン] クロ : 「長かった…」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「ごめんなさいね(Thanks.)」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「それでね」

[メイン] クロ : 「うん」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「一手足りないの……」

[メイン] クロ : 「一手?」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「クロの懸念を晴らして、私の望みを叶える一手よ!」

[メイン] クロ : 「君の望みか…」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「でもね」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「無いものは探せばいいの、受け売りだけど……」

[メイン] クロ : 「探す、ね」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「まだ探してない部屋が一つあるのだけど……」

[メイン] クロ : 「ああ…あの部屋か」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「今度は、ちゃんと見ていてくれる?」

[メイン] クロ : 「以前も言った通り、僕は君に早く椅子に座ってほしい」

[メイン] クロ : 「でもそれよりも大事なことがある」

[メイン] クロ : 「僕が君の味方であり、君を守ることだ」

[メイン] クロ : 「なにより、聡いように見えて強情で強引な君のことだ、危ないことがあったら困るだろ?」ふふっと笑いながら

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「……あははは……」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「ありがとう」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 契約の部屋行くぞ行くぞ行くぞ

[メイン] クロ : 「危ないことは…しないでくれよ?」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「しないために、調べるんだもの」

[メイン] クロ : 絨毯ばりの豪奢な部屋。部屋の奥に【机】が置いてある。また机には【ひきだし】がついている。

[メイン] マエリベリー・ハーン : 机に何かある?

[メイン] GM : ロココ調の机には、一枚の羊皮紙とペンが置いてある。

[メイン] マエリベリー・ハーン : 紙の裏表見るぞ~!

[メイン] GM : 精神交換契約書

(以下、_________「甲」という。)と、_________(以下、「乙」という。)は、甲と乙の間における精神交換取引について、次の通り、基本契約を締結する。

甲は、甲所有にかかる肉体の使用権を、乙に移転し、乙は乙所有にかかる肉体の使用権を、それと交換に甲に移転するものとする。

以上の通り契約が成立したこと証する為 、各自、自らの手で署名すること。

(甲)_________

(乙)_________

[メイン] GM : 羊皮紙を見ていると、空白に見えていた「甲」の名前を記載する部分には、見たこともない言語で記名されていることに気がつく。

[メイン] マエリベリー・ハーン : ふん

[メイン] マエリベリー・ハーン : 引き出しを見るわ

[メイン] GM : 引き出しはたてつけが悪く、引き出すのにSTR10の対抗ロールが必要。

[メイン] マエリベリー・ハーン : 私STR4なんすがね…

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「ク、クロさん~?」

[メイン] クロ : 「なんだい?」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「引き出し明けるの手伝って……」

[メイン] クロ : 「ははっ…!君は非力なのか、しょうがないなあ」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「ぐぬう……」

[メイン] GM : クロのSTRは11です

[メイン] GM : 75とかかな?

[メイン] マエリベリー・ハーン : 一緒に引っ張り出して合算できる?

[メイン] GM : いいよ

[メイン] マエリベリー・ハーン : 15Vs10だから75かあ

[メイン] GM : ああ。

[メイン] マエリベリー・ハーン : ccb<=75 運命のダイス・ロール! (1D100<=75) > 13 > スペシャル

[メイン] マエリベリー・ハーン : 素でも成功してた

[メイン] GM : 強い

[メイン] GM : 机の引き出しの中に、小さな鍵が入っている。

[メイン] GM : どうやら、壊れていた鳥かごの鍵穴と同じくらいのサイズのようだ。

[メイン] マエリベリー・ハーン : へ~!

[メイン] マエリベリー・ハーン : 契約書を眺めるにコンマ数秒――

[メイン] マエリベリー・ハーン : (実際は約30分にらめっこしてた)

[メイン] GM : 悲しいだろ

[メイン] マエリベリー・ハーン : 黒猫を撫でる。

[メイン] 黒猫 : にゃー!

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「これが最後のピースね」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「かちり!だわ!」

[メイン] クロ : 「何か出来ることでもあったのかい?」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 笑みを浮かべ、契約書を突き付ける。

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「あなたにやってもらうことが出来たわ!」

[メイン] クロ : 「やってもらうこと?」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「簡単だから」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「乙のところに名前だけ書いてもらえば」

[メイン] クロ : 「ああ…そういうことか」

[メイン] クロ : 「だけどね、少しだけ問題があるんだ」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「うん?」

[メイン] クロ : 「この案にはリスクがある」

[メイン] クロ : 黒猫のほうを見て。

[メイン] クロ : 「僕の体を手に入れたあいつが君を置いて、椅子の部屋に駆け込む可能性がある」

[メイン] クロ : 「君は…力も弱いし、かなり危険だ」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「ふふん」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「そういうあなたこそ、力なんて強くないでしょう」

[メイン] クロ : 「引き出しの時を見る限り…君よりは強いと思うな」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「そうだけども!」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「でも縛ったのを無理やり抜け出せるほどじゃない」

[メイン] クロ : 「というと?」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「ロープがあるでしょう?」

[メイン] クロ : 「ああ…最初の部屋の?」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「うん!」

[メイン] クロ : 「そのロープを使う…というわけだね?」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「その通り!」

[メイン] マエリベリー・ハーン : ロープ回収するぞするぞするぞ

[メイン] GM : 回収は厳しそうだが、そこで縛り付けることくらいは出来そうだ。

[メイン] マエリベリー・ハーン : じゃあしばる

[メイン] クロ : 「すまないが、手だけは動かせるようにしておくれよ…契約書が書けなくなってしまう」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「わかってるわ(実はあんまりわかってなかった)」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「痛くない程度にしておいてあげましょう」

[メイン] クロ : 「だが動けない程度にな」

[メイン] マエリベリー・ハーン :


[メイン] クロ : 縛られました

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「じゃあ……お願いね」
ペンを渡す。契約書はさすがにこっちで持っておく。

[メイン] クロ : 「わかったよ…名前は」

[メイン] クロ : 「クロでいいかな」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「いいかなって何よ」

[メイン] クロ : 「ははっ…すまない」

[メイン] クロ : 「僕はクロだ」

[メイン] クロ : 「どのような姿であっても」

[メイン] クロ : 「クロだよ」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「それでいいのよ」
したり顔

[メイン] クロ : そうして契約書にサインを終えると。

[メイン] クロ : あなたを見て、しっかり微笑んで。

[メイン] GM : クロとあなたの横にいた黒猫は気絶する。

[メイン] マエリベリー・ハーン : 猫ちゃん抱え上げるぞ~

[メイン] GM : しばらくすると縛られたクロが目覚める。

[メイン] クロ? : 「ありがとう、私はあの猫のせいでこの空間に捕らわれていたんだ。どうかこの拘束をといて助けてくれないか」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「え…………」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「嫌…………」

[メイン] 黒猫 : 黒猫はそれを引っ搔こうとする。

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「どうどう」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「ロープが外れたらどうするの」

[メイン] 黒猫 : にー!にー!

[メイン] クロ? : 「もちろんこの空間から脱出する」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「まあ……」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「でもこれゲームなの」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「ゲームをはじめましょう。2人きりのイス取りゲーム!」

[メイン] クロ? : 「そんなー!助けてくれー!」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「イスに座れるのは1人だけ。外に出れるのは1人だけ……!」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「私」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「負けるの」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「あんまり好きじゃなくて」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 踵を返してイスの部屋の方へ歩いていく。

[メイン] マエリベリー・ハーン : いややっぱり怖いから駆け足。

[メイン] マエリベリー・ハーン : それでも足りないからダッシュ。

[メイン] GM : 声は聞こえるものの、足音はやってこない。

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「はぁー……夢の中でも走るのは疲れるわ!」

[メイン] 黒猫 : にゃー。平気な顔で

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「のんきなものね」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「さて、あれが抜けださないうちに」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「今度こそ1人と1匹の脱出よ、クロ!」

[メイン] 黒猫 : にゃー!!

[メイン] マエリベリー・ハーン : クロを膝に抱いてイスに……

[メイン] マエリベリー・ハーン : 今度こそ座る。

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「そういえばずっと立ちっぱだったなあ」

[メイン] 黒猫 : 黒猫が、あなたのほうを見て。

[メイン] 黒猫 : 「ありがとう。僕のことを信じてくれて」

[メイン] 黒猫 : そんなことを言ったような気がした。

[メイン] マエリベリー・ハーン : そっかあ。

[メイン] マエリベリー・ハーン : まあ、でも……信じさせてくれたのはあなただものね。

[メイン] マエリベリー・ハーン : 今更お礼なんて要らないのに。

[メイン] マエリベリー・ハーン : でも、どういたしまして!

[メイン] GM : 世界が暗転して。

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : あなたは耳をつんざくような赤ん坊の産声で目を覚ます。

[メイン] GM : 勿論、この声の正体は――

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「――という夢を見たの」

[メイン] マエリベリー・ハーン : ことんと、唇を潤した紅茶を卓に置く。

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「――今回は何も持ち帰ってないわよ」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 私は奇妙な夢を見ると、たびたびその夢の産物を持ち帰ることがあった。

[メイン] マエリベリー・ハーン : 今回は何も無いようだったけど。

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「――そんなに残念そうな顔しないで頂戴」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「普通は、私の華麗な機転を褒めるところでしょう!?」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 詰め寄る。どうせ気にはしないでしょうけど。知ってる。

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「――そりゃ、まあ。貴女ならきっと簡単だったのでしょうけど」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「私だもの……ねえ?」

[メイン] マエリベリー・ハーン : へにょり。

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「――それでも何だか、興味は惹けたみたいね」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「ねえ、これからどうしましょうか」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「――その顔を見ると聞くまでも無かったわね」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「付き合うわ」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 席を立つ。がたりという音は二脚分。

[メイン] マエリベリー・ハーン : 私の先を行く”彼女”は。

[メイン] マエリベリー・ハーン : 尾を振る、黒い猫のようで。

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「大丈夫、私たちの椅子はいつだって二人分あるもの」

[メイン] マエリベリー・ハーン : 「だから一緒よ」

[メイン] マエリベリー・ハーン :

[メイン] マエリベリー・ハーン :

[メイン] マエリベリー・ハーン :

[メイン] GM : 宴だァ~~~!!!

[メイン] マエリベリー・ハーン : 宴だァ~~~!